2013年09月20日

ピッタリサイズのユニットバスでお客様は大満足

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大手リフォーム会社に断られて我社に依頼

以前畳でお世話になったお客様からユニットバスに取替たいとの相談の連絡があり、南区宇品へ伺いました。この建物は鉄筋コンクリートの3階建ての2階で、大手のリフォーム会社ではサイズ的にユニットバスは入らないと断られ、以前私の所で内装工事をさせて頂いた時に、キッチンやお風呂も得意で拘りのタカラのピッタリサイズで作れるユニットバスの話を思い出されての相談でした。

寸法がギリギリ

お伺いしお話をお聞きすると、ご両親の為に快適なユニットバスにしたいとの内容でした。浴室内を計測してみるとユニットバスを入れるのに7cm足りない、しかしここで諦めないのが私の良い所、天井裏で計測すればタイルを除いた限界の寸法が測れるはずだ。

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天井の換気扇が外れない


計測の為に天井に付いた換気扇を外そうとしましたが、外れない!これでは換気扇が壊れたら天井も取替しないと出来ないではないか。

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天井のバスリブを引張る

仕方なく天井のプラスチック製の仕上げ材「バスリブ」を壊れない程度に加減しながら下に引っ張り、換気扇との隙間から何とかメージャーを入れる事に成功、下地からタイルの仕上げまでの厚みが5センチくらい有りそうだ、タイルと貼り付けたセメンを剥がせばユニットバスが入る可能性があるぞ、お客様に無理な場合のリスクも含めて話合いを行いました。お客様は入る可能性を期待され、お客様の願いが叶う最善の方法と考え、提案と見積書をだす事になりました。


リスク回避の為の2段階の提案

現状は隙間から測った概略的な寸法が元なので、ユニットバスが入る可能性は7割なので、最悪の場合を想定して2段階の提案を出す事にし、お客様にはショウルームで実際にユニットバスを見て仕様を決めて頂き、提案書に見積書も添えて提出いたしました。
 通常はユニットバスを発注し納品日が確定してから工事の工程を組みますが、今回は第一段階で天井を解体して専門家に計測を任せユニットバスにするかの判断をすることに、入らないと判断した場合は換気扇のメンテナンスが可能な仕様で天井を作り直し。この提案を気に入って頂き工事のご依頼を頂きました。

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第一段階の採寸の為の天井の開口

後日天井を解体しメーカーの専門家に採寸をして頂き、ユニットバスの作成可能最低寸法に3cmの余裕を確認、メーカーの専門と協議し壁のタイルとセメンを下地まできれいに剥がす事で、可能と判断。お客様とお話をして、タイルを剥がしてきっちり測ってからユニットバスを注文する事になりました、これが後に良い方向につながる。

ユニットバス変更の相談で10センチ不足に

タイルの剥がしの日を決めて段取りが出来た頃でした、お客様から一本のメールが、「ユニットバスの仕様をカウンター付に変更出来ないでしょうか」との連絡でした。
メーカーに相談をすると、奥行きが「10センチ足りません」との回答が入りました、
常識では無理だが!


お客様の夢を叶えるぞ

お客様にお話をすると、お母様がショールームで見られた中で見た、洗い場にカウンターの付いたタイプが使い勝手が良さそうだったと言われたそうで、もともとご両親の事を考えられてユニットバスにしたいと言われていたのを思い出し、最善の方法はと考えているうちにヒラメキが!広げたい壁はブロック積の為に厚みが10センチは有るぞ、木材の下地で組み直せば5センチは薄く作れる、残りの5センチを玄関側に壁位置を移動させると出来るぞ。お客様に玄関の正面の壁を撤去して5センチ手前に壁を作り直せば浴室側が10センチ広くなり、ご希望のカウンター付きを入れる事が可能で有ると提案すると、たいへん喜んで頂けました。ご家族で話し合われ「良い提案をして頂きありがとうございました、提案の通り壁を壊してください」と追加工事のご依頼を頂きました。


解体作業も匠の技で

解体は3人で先ずは玄関側から壁の解体を始める、壁の復旧がし易いように石膏ボードを丁寧に切取り、壁のハツリ始める。

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浴室まで貫通したぞ!(^^)!

猛烈な音で鼓膜がおかしくなりそう、職人さんはさすがに耳栓をして作業をされ、しばらくすると浴室側へ貫通しました。壁を1面撤去して残りの3面のタイル剥がしを行いました、ここからが繊細な作業です、残したいブロックの壁よりもタイルを貼り付けていたセメンの方が硬くて手がすべると簡単にブロックに穴が開いてしまいます、丁寧に削るように取っていく、2日で綺麗に解体と撤去が済み、採寸をしてみると予定通りギリギリでしたが確実に入る事を確認して、ユニットバスの製造以来をいたしました。難所は過ぎたので後は工程表通りに進み、給水給湯・排水管の移動を水道職人が行い給湯器の交換と追炊きの循環パイプの設置をガス専門職人が、メーカーの指定位置に立上げて、土間のコンクリ打ちを行いました。

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玄関の壁を撤去したので洗面所が見える


ユニットバスの組立

ユニットバスの組立はタカラの専門の職人さんに入って頂きました、組み立てる前に位置決め、なるべく玄関側に余裕が出来るように指示を出すと、さすがタカラのピッタリタイプ、なんと4センチ寄せる事が出来る、

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ユニットバスの組立

左官の腕も良く水平も早く出て綺麗に組み上がりました。電気の接続は電気工事士の私が行い、玄関側と洗面所側の壁を大工さんに作り直して頂き、内装仕上げを行い完成しました。お客様からはとっても喜んで頂き私としても、今までの作品の中で思い出に残る一品になりました。


お客様の声

玄関の壁をぶち抜く発想にはビックリ
メーカーの方も始めてですと言われていました。
好みのユニットバスに入れて幸せです。





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posted by いくちゃん at 20:05| Comment(2) | 水廻り